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一人暮しだった祖母の入院がほぼ決定した日、
父の田舎、香川県三豊郡大野原町に帰った私は、
そこから見える風景を、できる限り写真に収めた。
子どもの頃今では見えない景色があった代わりに、
今になってようやく見えるようになった景色もあった。
吸いこんでしまいそうな数のトンボが飛び、
数十キロ先でないと店がなく、
ほんの最近まで薪で火を炊いていた五右衛門風呂、
納屋の裏戸を開ければまっさかさまに落ちる竹やぶの崖、
家の前の道路は坂すぎて縄跳びもしづらく、
家のカギが存在しないこのド田舎が、
とても素晴らしい場所だったこと。
夕方の「おかえり」のおもてなしはもちろん、うどん。
その日の晩ご飯は、うどん。
なんかね、いいなぁって思ったんです。
私、すごく田舎の「おばあちゃんち」があってよかったなぁって。
いつもうどんを売りに来るおっちゃん、
みかんの選定の手伝いがめんどくさくてキャリーに乗って遊んだこと、
大晦日に父とケンカして、近くの神社に逃げこんで、
境内の裏の竹林でずっと泣いていたこと。
なんかいろいろ思い出して、映画を観ている間中、泣けてしょうがなかった。
舞台が香川だったからというのもあったのかもしれないけど、
なんか、田舎とか実家とか親孝行とか、そんなことを考えさせられる話だったから、将来的に主人公と同じ行動をとろうと考えている私としては、かなりクルものがあった。
親孝行は、できるときにしないと、いつどうなるか、わからないなと。
亡くなってからじゃ、後悔しかできないのだなと。
地元民しか分からない小ネタ満載なのも面白かった。
OHK(岡山放送)の魚住アナ、イベント会場で発見(笑)。
あ、池上のおばあちゃんや。
親雛「一鶴」の肉!!(爆笑)
香川出身、ウッチャンナンチャンの南原さんがうどん食べてて納得、
ほっしゃん。さんの出番はそこかぁ!(笑)
てなかんじで、小ネタ探しも面白かったです。
地元の人はけっこう楽しめる映画かな。
もちろん地元じゃなくても、気軽に楽しめる作品だと思います。
親のこととか、田舎のこととか、ちょっと考えちゃうかも。
気になったのは、エンドロールで、ほっしゃん。さんの名前に「。」が付いていなかったこと(汗)。
ご本人や事務所は、ご存知なのかしら??