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    「笑の大学」観た。

    観終わったあとの感情は、観る以前の予想と全く違っていました。

     

     

    とても切ないお話でした。

     

     

    実話を元に、モデルも有りで描かれた二人劇・密室劇の脚本を映画化した「笑の大学」。

    舞台版もすごく良いらしく、舞台版の方も是非観てみたいとは思っていまして。

    映画の方もずっと観たくて、ようやく観ること叶いました。

     

    三谷幸喜作品というからには観なければ、と思っていて、さらに「笑い」に関して興味があり、作品を描くということに興味がある私としては、

    昭和15年に35歳で戦場に散った座付喜劇作家、菊谷栄さんのこのお話は、是非感じておきたい世界でした。

     

    コメディはコメディですが、「何故かコメディになる」といった雰囲気。

    登場人物二人の会話は、いたって真面目なのです。

    「笑い」が大嫌いで、生まれてこのかた心の底から笑ったことのない、役所広司さん演じる検閲官、向坂睦男。彼なんて堅くて真面目でそりゃあすごい。

    それに対抗する座付き喜劇作家、椿一は、笑いを愛し、どんな時でも笑いの方向にペンが進む性格だけど、

    検閲室での彼は、いたって真面目に向坂と会話をしています。

     

    先日、月亭八方さんが「真面目な人間ほど、面白い」とおっしゃっていたことが思い出されます。

    いつも思うけど、笑いって、深いですよね。

     

    『東海道中膝栗毛』が大好きで、小学生の頃いろんな出版社から出された現代語訳の本を読みました。

    この中に描かれている「昔の人の笑い」が、現代にもある「笑い」と共通のものであるという、当たり前かもしれないけれど、当時の私には衝撃だった事実があったからです。

    面白い、ってどういうことだろう。

    笑いって、何だろう。

    当時から今まで抱えている疑問の、確固たる答えはまだ出ないけれど。

     

     

    「笑い」が大好きです。

    この映画で、より確信を持てました。

    向坂の、最後のシーンの台詞が、どれも印象的で、思い出しても泣いてしまいそう。

    「私は~(中略)笑った」

    という台詞が、とても素敵だなと思った。

    「笑った」という動詞って、それを聞いた人も笑顔にできる言葉である気がします。

     

     

    「笑い」が何かを切り開くこと。

    それは、この作品の時代にも現代にも、

    間違いなく起こりうる奇跡、だと思うのです。

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