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「ほら、
心の準備しとかな、あかんやろ?
今から入って見とき」
一席目の落語が公演されているとき、
一緒に受付をしていた先輩作家さん
(この人は本当にプロのライターさん)に
そう声をかけていただいた。
前回、
この先輩の作品が演じられるとき、
私はそんな風に
声をかけることができなかったなと
反省した。
私は、
一席目の途中から
会場の一番後ろに立って、
落語を聴いていました。
一席目が終わって、
私の書いた落語は二席目。
三味線の音と共に登場したお茶子さんが
ヒラリと一枚、名ビラをめくる。
「桂 壱之輔」
祈るような気持ちはなかった。
ただ、
今から始まる空間を
知って帰ろうと思った。
笑いと納得からくる
「あぁ~!」
というお客さんの声、
そしてそれを合図に鳴る三味線。
羽織を持って立ち上がった壱之輔さんを見、
私は出入り口の扉を押して外に出た。
「・・・・おめでとうございます!」
すぐにやってきた先輩に
ぐっと握手をされた。
何がどうなったら
「成功」
なのかは
分からない。
ただ、私は、
昨日までの嫌なことだったり、
明日からのしんどいことだったり
一人でも多くの人の日常のそんなことを
一瞬でも忘れることのできる空間を作る
手伝いをしたいと思っている。
「すごかったやん~!
めっちゃウケてたやん~!!」
同期も声をかけてくれた。
自分の中で、
反省どころは
実は多々ある。
けれど、
私がしたいと思ってきたことが、
もし
少しでもできていたなら、
喜んでいいですか。
今日の結果は、
喜んでもいいですか。
「面白かったよ!」
お客さんがどっと帰る中、
そう言って
受付にいる私に
ぐっと手を握ってくれる人が
沢山いました。
颯爽と劇場を出るときの
お客さんの笑顔が
私は大好きだ。
「面白かったよ!」
その一言を
また次も聞くために、
今日もパソコンに向かいます。
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そこには何故か、
私宛のトロフィーがあった。
「これ、何だ?」
入口入ってすぐ、
赤い台の上に飾られた金色のものを見て、
先輩がつぶやいた。
先輩「さし美(仮)・・・様・・・・て書いてあるけど?」
私「へぇ!????」
楽屋裏レポ!①はこちら
繁昌亭で
お客さんを迎える準備が整いつつあるその時間。
スタッフとして受付付近にのんびりとたむろしていた時の
出来事です。
受付の真横にある台の上には、
金色のその物体が鎮座していた。
出演者にいただいたお花とか
いろんな飾り物を置いているその台の上、
てっきり金色のソレも繁昌亭の普通の置物かと思っていたのですが、
先輩が金色の文字を読み上げる。
「ポ・・ケ・・モン電報・・?」
なんとまぁ、
びっくりした。
今日来れなかった友達が、私宛に、
繁昌亭に電報をよこしてくれたのだ。
「すごーい!すごーい!!」
「何それ、トロフィーですか??」
先輩たちとキャッキャ言いながら
透明の入れ物からそれを取り出す。
ピカチュウーーーー!!!
「へぇ~!こんな電報ってあるんですね~!」
「友達、イキなことするなぁ!」
いや全くそのとおりで。
まさかこんな素敵なものがいただけるとは
思ってもいませんでした。
「僕写真撮ってあげるから。メールで送ってあげや~」
と、
取材用にカメラを持っていた先生が、
電報を持った私に
シャッターを切ってくれた。
いやぁ、
やられました。
タモリさんは
このピカチュウを手に取ったことって
あるのかしらね?
ちなみに、
この電報、どうやって読むかというと、
まず正面のボタンを押して上部分をとり、
中央の筒の蓋をはずして、
紙を取り出します。
読めます。
あたし、
頑張んなきゃなぁと思う時は
こういう時です。
「いつも頑張っててすごいね」
って
言っていただけることもありますが、
私の場合、
一人では頑張ることはできません。
でも、
こうやって応援してくれる人が
沢山沢山いてくれるから、
いつまでも泥水に沈んでられない
と
ヒザをついて立ち上がることができています。
気づくと6時30分
一番太鼓が鳴り始めました。
「開場いたします!」
ハッピを着たスタッフが、
ほの暗くなった空に向かって叫んだ。
つづきは楽屋裏レポ!③で。
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