まず、
この記事を書くにあたって
カテゴリーを悩んだ。
これは、
お笑い?
それとも舞台?
半狂乱になった主人公が、
次々に人を半殺しにするシーン、
バットと拳銃が飛び交うエンディング
こりゃ、
やっぱり
「演劇」
だろうか。
ただこの舞台を
うめだ花月で上演した、
それがなんかすごいと思う。
お笑いを期待してきたお客さんたちは、
何を思うのか気になったが、
劇場を出たところで方々から聞えてきたのは
「もう、もう、すごい!!めっちゃ面白かった!!」
東京の
神保町花月で上演された舞台『頭蓋骨を抱きしめて』
オパヤンさん作、鈴木つかささん演出
それがうめだ花月へやってきて再演されたので、
観に行ってまいりました。
作家のオパヤンさんと同業の私の先生は
「あれ、評判いいんや、て、自分で言うてたで(笑)」
と
おっしゃってた舞台です。
結末は
決して笑いが起こらない、
1時間45分の舞台の
1時間経過したところで起こる
不穏な空気、
そこからの客席の緊迫した雰囲気
笑いを提供する劇場でのあの45分間の静けさは
笑いを期待するお客さんを
十分満足させるものだったらしい。
私はというと、
「OPに凝ったから、絶対見て!」
と
関係者から聞いていたにもかかわらず、
遅刻して行った私、
タイトルバック辺りからの
観覧をしてしまいました。
後で聞いたら
どうやらOPのキャスト紹介前に
ちょっとしたシーンがあったらしく
そこがかなりの伏線になっていたらしいですね。
もう一度観たら、
伏線の張り具合がよくわかって
勉強になるんだろうなと思いました。
構成がとにかくしっかりしていたなという印象です。
人物のキャラクター設定は
コメディぽい雰囲気もしましたし、
新喜劇のような自由なシーンもあったので、
そこは笑いの部分でよかったですが、
そのシーンがあることが
クライマックスに向けての不穏なシーンへのフリになっていて
より怖さや狂気を増幅させているなと思いました。
主人公の目的もはっきりしていて、
多少の強引さはあるものの、
世界観に飲み込まれたら
それもありだと思わせる。
目的の理由はちゃんと納得できるものでしたし。
最後の
お客さんを騙した設定も、
面白いなと思いました。
作品を書くにあたって、
私の場合も、
いかにお客さんを騙せるか、
いかに
「やられた」感を
感じてもらえるか
それを常に考えるものですが、
それが描かれているこの舞台を観て
もっと沢山
作品を書かなきゃなと
思ったり
プロの世界はすごいなと
改めて思ったり
大変勉強になりました。
笑って泣ける舞台、
目標ですなぁ。
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