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人間というものを底からえぐり出した、
脳みその混沌とした部分、
そのブラックな魅力と
そうでない部分。
まるで
さっき飲み込んだ胃液の味を思い出すように
生ぬるい感触の中へ
埋もれていくようだ。
間違いなくこれは
何の嘘も虚構もなく
一寸のかげりもない
真っ白で透明な真実の人を表現したものだと思った。
ホルマリン漬けにされた死んだ魚の
尾びれだけを動かして得られる消す行為と生まれる快感
水から上げられのた打ち回る
小さな魚が
死への恐怖と
ゆっくりできなくなっていく呼吸、
その苦しみの際に描く断末魔の軌跡
それをただ眺めた時間
それらを作品にしてしまおうという精神
なんかすげかったぞ、明和電機!!!!!(汗)
岡山駅の西口にあるビル
岡山市デジタルミュージアム
ただ今
そこの4Fでは
吉本興業所属の芸術家(?)
明和電機さんの生み出した作品の展示会が
特設で行われています。
行ってきました。
明和電機さんといえば、
「すごいよ!明和電機さん」でお話しましたが、
去年の秋には
文化庁がまとめた「日本のメディア芸術100選」ランキングで
2位、3位に作品が並んだ、
すごーい人(団体)。
そのとき2位に選ばれた、
かなりメカ化した、遠隔操作ができたりもする
不思議な楽器シリーズを使った「ライブ」が有名で、
今回のこの展示会場では、
そのナンセンスな楽器たちが
無人で演奏するところが見られるって話で、
天満屋からダッシュしたんですけど
間に合いませんでね。
2会場で種類の違う楽器を使って演奏されたんですが、
2つ目の楽器たちの演奏が始まったところで
ようやく会場に駆け込みました。
会場は
夏休みということもあって、
子どもを含めたすごい数の人だかりで
背伸びしまがら聴く環境。
そんでもすごさは伝わってきた。
開閉する花びらがきれいな木琴
見事にハモるギターやマンドリン
人口声帯で歌う人と犬、
旋律自体もものすごく魅力的なその曲を、
コンピューターの指示どうりに
無人で弾きこなす楽器たち。
そして途中で笑いが起こる無人ライブです。
すごい独特なんです、動きが(笑)。
私が聴いたのは
弦楽器と木琴メインの涼やかな曲でしたが、
私が聴けなかったちょっとロック調のバンドの方は
写真撮影OKでして、
[715326.jpg]
撮ってきました。
楽器だけの撮影は禁止されていたので、
ちゃんと自分も写しました。
後姿だけどね。
修理中のおっちゃんも
写っちゃったけどね。
手前の人形も
奥のギターも楽器です。
これらがすごくかっこいい曲を奏でるんですよ。
動きすげー変なのに(笑)。
無駄に大掛かりなのに(笑)。
展示物も面白いですが、
海外用に作成されたっぽい
作品の解説ビデオ、
これがとにかく面白い。
会場で上映されていますので、
行かれた方は是非、最初から最後までご覧ください。
ブラックな笑いもたっぷりで
そこも怖いながら笑えるんです。
くっだらない、
何の役にも立たない機械たち、
そのナンセンスさは芸術です。
ただただすごい。
でもこれ、だから、何?という感じ。
しかし、
明和電機さんが言うには
100年前の人からしたら、
今の世の中にある機械たちは、
意味も理由も分からないナンセンスなもの。
だとしたら、
今の私たちが見てナンセンスだと思うものも
もしかしたら実はナンセンスではないのかもしれない。
何かを感じ、心動かされたら、
それは意味のあるものへと変わるらしいのです。
マシーンはナンセンス。
それはいつだってイコール。
それによって人が何も得なければ
どんなものもナンセンス。
人間が生み出した作品は
どれもそう言えるんじゃないかと思います。
でも、そんなナンセンスなものたちは
もしかしたら次の瞬間、
人を
世の中を
大きく動かす
脳みそのアートかもしれませんよね。
創造ってかっこいい。
追記:
私、実は
この岡山市デジタルミュージアムの
常設展にあるビデオのひとつに
声で出演しています(笑)
エンドロールの「出演」のとこに本名出てるんで
どれかは言えないんですけど(笑)
さあ今日は、何位かな??
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