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その人は小説家で、
その同居人は大学生。
小説家が
目の前の人に言われた
「小説家だなんて、お前は空想に逃げた負け犬だ。
文字だけ書いていればいいなんて、気楽だな」
それを聞いていた大学生は
目に涙をためて叫んだ。
「お前は、この人の本を読んだのか!
いつもいつもすげぇ大変で、
一週間も寝ないときもあるんだぞ!!
何も知らねぇで、勝手なこと言うな!!」
地元で、
アナウンサーをしている友達が
言っていた。
視聴者によく言われる言葉
「5分のニュース読んで、お金もらえるっていいね。
仕事が5分で終わるなんて、楽だね」
友達は、
にっこり笑って
「そうなんですよ」と言うらしい。
私は、
彼女が毎日朝から晩まで働いているのを知っている。
原稿を書いたり編集をしたり、音楽を選んだり、大量の新聞や雑誌を読んだり
深夜2時まで発声のレッスンに通っていることを知っている。
表と裏がある仕事は、厳しい。
仕事内容がどうということではなく、
人には
表しか見えないからだ。
そして人は、
その仕事のたった1割にも満たない表の部分を
その人の全てだと
思ってしまう。
私が目指している仕事は、
そんな、
表と裏がある仕事。
人に理解されない
知られない部分の仕事量の方が、
きっと
圧倒的に多くて辛くてしんどい。
形としてできあがるまで、
何ヶ月も、
時には何年もかかる仕事。
そして必死に生み出したほんの一部の表の部分も、
たった一瞥で
人の心から消え去る可能性がある。
その小説家と大学生の話は、
ある
漫画のワンシーンだが
この大学生のセリフを読んで、
自分を指した言葉ではないと
分かっていながら、
涙が出るくらい
私は嬉しかった。
自分がやりたいことをやっているから、
どんなに辛くても
泣き言は言えない。
けれど、
本当に理解してくれる人がいるってことが、
すごく大事なんだって思った。
所詮、
人は人であるからです。
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