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今日仕事で、『スーホの白い馬』というモンゴルの民話を探すことになりました。
教科書に載っていたお話だから、憶えている方もいらっしゃるでしょうか。
馬頭琴という楽器が最初に作られたときの、悲しいお話。
改めて読んで、やっぱり泣きそうになりました。
子どもの頃私が好きだったのは、アニメだったりRPGゲームだったり、ストーリーのあるものでした。
そして、国語の教科書に載っているお話も大好きで、
新学期に新しくもらった教科書を、まず初日に読破するのが好きでした。
国語の教科書って、いいお話が沢山だと思います。
私が好きなのは、この『スーホの白い馬』『ひとつだけちょうだい』『ちいちゃんのかげおくり』『つり橋わたれ』『大造じいさんと雁』など。
悲しいお話は、弟に本読みをしてあげてる最中に、泣き出したことも多々ありました(笑)。
中でも一番好きで、何度も読んだのは、あまんきみこさんの『白いぼうし』。
「夏みかんが出てくるやつで、タクシードライバーさんの話」と説明すると、大抵の方には伝わるようです。
当時、このお話に惚れ込んだ私は、あまんきみこさんフリークになり、かたっぱしからあまんさんのお話を読んでいました。
ちなみに『ちいちゃんのかげおくり』も、あまんさんのお話です。
とにかくこの人のお話を読み始めてからは、こんな素敵なお話を書くこの人自身が好きになり、あとがきが大好きで、隅から隅まで読んでいました。
「この人は、大人なのに子どもの心を分かってくれる人だ」と、勝手に思っていました(笑)。
何を読んでそう思ったのかは憶えてないのですが。
小学3年生くらいの頃だったかな?
そして、「この、今はわかる“子どもの気持ち”を大人になってもなくさないようにしたい」と切に思っていたのです。
そして、数年経つごとに、あぁ、まだ忘れていない、まだ大丈夫だとほっとしたものです。
この“子どものきもち”の確認作業をしなくなったのは、いつ頃だったかなぁ。
あまんきみこさんのお話を読まなくなって数年経ちますが、改めて数冊読んで、やっぱりいいお話だなぁと思いました。
あったかい、やわらかい文体。
とうてい私には書けません。
気付いたらなくしてしまっていた当時の気持ちを、
また探りに行くのもいいなぁ、と思います。
たまには、いいですよ、国語の教科書。