そのタイトルに惹かれたことは、
言うまでもない。
2月14日のバレンタインデー、
しかも、
「チョコレート持ってきた人は、
300円引き!」
さらに、この演出にも
打ち抜かれた。
だからこそ、
これを企画をした
噺家さんの
高座を是非観たい、
と
思ったのだ。
そう計画していたところ、
先日
縁あって、
桂三四郎さんと
飲みの席でご一緒させていただいた。
男前寄席は二人会。
そのうちの一人が、三四郎さん。
こりゃますます行かねばならんと
心決めて
14日を迎えた。
このチラシで
気になっていたのは、
「笑福亭生喬」さんのお名前。
男・・・・ま・・?
いや、
いやいや・・・・・
男前の方ですよね~・・・・(笑)
チケット代金は木戸銭方式。
当日入口でチョコレートを渡しつつお支払いです。
会場はワッハ上方4F、
超ちっちゃい会場。
こじんまりした環境が
寄席の雰囲気を強くしてていいかんじです。
太鼓の音は録音でしたが、
空気がいい。
同期の噺家さんお二人の高座は、
本当に面白く、
特に私自身、
生で、あんな間近で講談を聴いたのは初めてだったので、
男前度合いもさることながら(笑)、
声の綺麗さや
呼吸の気持ちよさ、
リズム、
南青さんの芸に、
本当に引き込まれていきました。
新作も面白かったのですが、
古典が好きな私、
間十次郎の、討ち入り前日の雪の晩の噺は
本当に心うたれ、
女の忠臣をテーマにしたその噺のラストの南青さんの声が、
今でも耳の中に木霊します。
「ザッ・・・ザッ・・・・ザッ・・・・ザッ・・・・」
雪道を歩くその音。
子どもの足音、十次郎の足音、
その音が遠くから近くへ、近くから遠くへ、
ゆっくり、そして速く。
雪道を踏みしめる音の表現。
周りの静けさや人物の気持ちを
あの音だけで表現する。
思わず涙が出ました。
会場のシン・・・とした空気。客席の緊張感。
お客さん全体をそのシーンに連れ込む芸。
講談て、
面白い。
もちろん、
三四郎さんの高座も、
新作・古典どちらにもとても引き込まれました。
新作落語は
話のスジや構成の仕方が、
とても勉強になりました。
あ~、
ここでこうなってる。
だから盛り上がるんやなぁ。
そんなことがとてもよくわかる噺で、
自分に足りない部分が見えた気がします。
今日も、帰って書くぞ!
三四郎さんの落語に爆笑しつつ、
創作することにやる気になってみたり。
生喬さんの一席は、
2週間ほど前にたまたま
お世話になっている先生から聴いた噺で、
オリジナルな部分や表現の仕方の違いを探すように、
聴き入りました。
やはり、
思ったとおりですが、
まくらで生喬さんがおっしゃっていました。
「特別男前ゲスト・・・・という扱いなんですどもね・・・?
私は、第二回目のゲストがどなたかということを、
絶対見にきますよ。
それによってですね、
今回のこの私が呼ばれた理由を、
知ることができますから。
本当に、
男前であるという理由で呼ばれたのか、
ただ、二人を引き立たせるために呼ばれたのか、
どちらか、ということがね、分かりますから」
ま、
それを含めて(笑)、
私は次回も
観に行きます。
次回は7月。
今度は何を持っていけば、
割引になるのかしら?
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