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寂しかったハイジが、
ひとつ、
ひとつ、
心の穴を埋めるように
隠して持っていった
あの白パンを
私も食べてみたいと思った。
子どもの頃の夢なんて所詮そんなもので、
まだ
この世の中のかけらも知らないから
私は
大きな夢を見ることさえ、
できなかった。
『天空の城ラピュタ』
に出てくる、
食パンの上に半分にした目玉焼きを乗せただけの非常食も
白パンと同様に
私が食べてみたかったもののひとつだった。
あの、
夢のような冒険活劇の世界の一辺だけにでも
私はなんとかして入り込んでみたいと思ったのだ。
目玉焼きと、
食パンと、
何も味のない二つを食べて、
真実のシンプルさと
高揚する感情の、裏側のあっけなさ
それを初めて少し
学んだ記憶がある。
何度も何度も見たけれど
やはりくいいるように見てしまう、
『天空の城ラピュタ』
観るたびに
全ての言葉の重さと
シーンの重要さと
一貫した主張
物語のなめらかさ
少しずつ理解できてきているのかと思う。
毎回どのシーンでも想うことが違うのは
ひとつまえの私のフィールドが今と違うからだと思っている。
「あの頃と違う自分がいる」
それを実感する瞬間のひとつだ。
体の成長は止まって
学年の数字が上がることはなくなり
年齢の数字が上がるのは
矢印でいう下向き
社会人とはそういうものだと
普段は感じることが多い。
ただ、ラピュタをみていると、
自分の矢印は上向きかもしれないと
ちょっとだけ思うことができるのだ。
自分とは毎日付き合ってるから
昨日と今日の違いは分からないけれど
ジブリの作品を見ると
自分の奥底が見えてくる。
「石の声は小さい」
だから、
聞き逃さないで。
子どもの頃よりわくわくしたり
あぁ、こうなりたいと思った対象が
海賊のおばさんだったり
今回の感想で
大きな夢を描く自分に会った。
世の中のことを
あの頃より
ほんの少し知ったから
あの食パンの味を
もう知っているから
私は
この映画の魅力を
またひとつ知った。
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