本日は、
落語と活動写真を見ることに。
北堀江のカフェでの、
こじんまりとしたイベント
「夜の蝶」です。
落語部分は、桂春菜さん、
活動写真部分は、小崎泰嗣さんが出演。
活動写真を
生で見るのは初めて。
活動弁士の方は
山崎バニラさんを
先日拝見させていただきましたけど、
本格的に幻灯機を使って
活動写真を上映しながらの
活動弁士さんのお仕事を
見させていただくのは初めてで、
TVでしか知らなかった
そのレトロな空間を体験できるということで
ワクワクで足を運びました。
会場にはぎゅうぎゅうのお客さんたち。
会場が小さいのもあって、
お客さんの雰囲気は
アットホームでしたが、
演者さんの雰囲気も、
お客さんと近い位置にあって、
いい会だなと思いました。
活動写真とは、
要は映画のことであり、
明治~大正に作られた、幻灯機にフィルムを通して、
手動でフィルムを回す、無声映画です。
無声なので、
活動弁士が横にいて、
その映画に音声をつけるわけですね。
音声と言っても、
アフレコをするわけじゃなく、
アフレコのようなこともしますが、
セリフの多い講談のようなかんじでしょうか。
フィルムはアニメーションだったり、実写だったり。
今日の番組は、
「坂東妻三郎のチャンバラ」と、アニメーションを二本。
そのアニメーションのうち一本は、
日本最古のアニメでした。
ほんの数秒で終わってしまうそのアニメを
何度も何度も回しながら、
毎回違った調子で声を当てる弁士さん。
同じ映像なのに、
全く飽きません。
5・7・5のリズムで刻まれる朗々としたその声が、
実に耳に心地いい。
これも、伝統芸能だなぁと思いました。
映像の途中途中に
活字が入るんですけど、
それが
最初、
活動映画ってかんじだなぁなんて
完全に昔の荒削りな映画を見ている気分だったのですけど、
ふと。
これって
今のバラエティじゃね?
なんて思いました。
最近のバラエティ番組に
ひたすらはいる、
テロップ。
映像の端に入るものもあれば、
映像をぶった切って
活字だけ独立して入ることもある。
それはまるで、
活動写真のようだ。
伝統の技術は、
今の技術の中で衰退しているのではなく、
案外、
どこかに形を変えて残っているもの
なのかも。
落語の番組は、
「悋気の独楽」と「天災」
「悋気の独楽」は
こんなかわいい女性が描けたらなと
いつも私が思う女性像があり、
好きな話。
丁稚が御寮さんの前で独楽を回すシーン、
やきもちを焼く御寮さんの「・・・・嫌いっっ!!!」
が、
可愛くて大好きです。
このシーンは演者さんによって雰囲気変わりますね。
あ、オコゼ顔のおたけさんも好き(笑)。
「天災」は
私がいつもこのブログでも語る
その内容そのものがテーマ。
そういえば、
同じテーマで高校生の頃、
短編小説を書いたことがある。
もう十年以上も同じことを思っているみたいだから
このテーマとは、
どうやら私の根底にあるものの一つなようです。
天災(落語)あらすじ
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