前日っていうか
もう当日の早朝になるけれど
深夜3時くらいまで台本を書いて芸人さんに送ったら、
「ありがとうございます!」と
すぐに電話がかかってきた。
数時間後には新幹線に乗って東京へ
本番の収録に行かねばならないのに
夜更かししたらクマができやすい体質なのは
分かっているのに
ぎりぎりまでネタを練っている彼らに
何故これだけしかできないのだと
自分の凡人さを憎んだ。
それでも
「またお願いします!」
とチャンスをくれる彼らに
何とか答えたいと思う。
どうしたら
どうやったら
彼らをもっと生かすことができるのか。
答えは自分の頭の中でしか生み出せないから
どうもがいていいのかも
今はまだよくわからない。
芸人さん「今、終わりました!○位取れましたー!!」
私「きゃーーー!やった!おめでとうございます!!」
結果は高順位で、
さらに彼らは大きな舞台に上がることになったが
頑張ったのは彼ら
私には何もできていないような気がして
私「これでいっきに知名度が上がりますよ!」
そうであって欲しいと願うけれど
そのために自分に何ができるか
どうしたらいいかわからない
それではプロとしてダメだと思うのに
芸術家である小説家や脚本家と違って
常識人でありながらの道をはずれた発想
それが求められる放送演芸作家の仕事を
はたして私はこなしていけるのだろうか
彼らに答えたい、
私がいなくてもきっと登りつめるだろう彼らの道を
私が最短の近道にできたらいいのに
理想ばかりが膨らんで
その妄想に実力が追いつかない苦しさ
天才でも非凡でもないから
人よりも何倍もの努力をして
乗り越えるしかないんだ
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